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00:00:00.400 --> 00:00:05.133
名古屋大学国際言語文化研究科の
丸尾誠と申します

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00:00:05.400 --> 00:00:10.133
大学院の授業では
現代中国語表現論を担当しています

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00:00:10.466 --> 00:00:14.233
現代中国語の文法に関する論文を
講読しつつ

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00:00:14.366 --> 00:00:20.500
関連する文法事項の解説をとおして
中国語の文法研究の意義を考え

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00:00:20.633 --> 00:00:24.833
その方法論を身に着けてもらうことを
目的としています

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00:00:25.300 --> 00:00:32.500
研究対象が客観的に捉えにくい側面を
有する人間の言語ということもありますが

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00:00:32.633 --> 00:00:37.133
とりわけ中国語では例文の成立の
可否の判断について

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00:00:37.266 --> 00:00:40.066
個人差が大きいように感じられます

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00:00:40.566 --> 00:00:42.533
授業で扱う論文の中で

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00:00:42.666 --> 00:00:46.466
その主張の根拠として
挙げられている例文に加えて

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00:00:46.600 --> 00:00:49.466
中国語学の世界では規範として

12
00:00:49.600 --> 00:00:55.666
正しいものとして文法書類で示されている
項目や言語事象についても

13
00:00:55.800 --> 00:00:59.133
ネイティブから異論が出ることが
少なくありません

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00:00:59.733 --> 00:01:03.500
授業では 言語の多様性
ということを認めつつ

15
00:01:03.633 --> 00:01:07.366
受講者の発言を
単なる個人の語感に基づく

16
00:01:07.500 --> 00:01:10.033
恣意的なものにとどめることなく

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00:01:10.166 --> 00:01:14.366
当該の事象を専門的な
文法知識に基づいて

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00:01:14.500 --> 00:01:17.233
分析できるような
視点を養ってもらいたい

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00:01:17.766 --> 00:01:20.766
そのうえで
複数の角度からの解釈が

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00:01:20.900 --> 00:01:24.700
可能であることを
実感してもらいたいと思っています